グリッドシェアってどんな会社?
グリッドシェアジャパン株式会社は、伊藤忠商事株式会社100%の子会社で国内「グリッドシェア」の提供元となる会社です。2020年に米国で設立されたLunar社が、「グリッドシェア」を保有する英国のMoixa社の全株式を取得し、サービス展開をしております。また、伊藤忠商事株式会社は新たにLunar社との資本業務提携を行い、「グリッドシェア」の日本国内独占販売ライセンス権を保有しております。
どのようなサービスですか?
家庭用蓄電システムと連携して、AI(人工知能)が日々の電気の使われ方を学習し、曜日や時間帯毎の電気使用量を予測します。また、天気予報を元に、太陽光パネルでの発電見込み量を計算し、お客様の電力料金メニューも考慮の上、蓄電池の充電と放電を最適コントロールします。

「グリッドシェア」による
制御とは?
グリッドシェアサービスでは、
「グリッドシェア」がお客様に代わって、
太陽光で発電した電気を効率よく使い、
系統からの購入電力量を最適化してくれます。
あるご家庭での
「Smart Star L」制御例(天気:晴れ)
- 各ご家庭での電気の使われ方や使用量を学習し、翌日ご家庭で必要な電力量を予測します。
- 毎日の天気予報から太陽光パネルでの発電量を予測し、太陽光パネルの発電量を多く見込める場合は、明け方の蓄電池の容量をできるだけ開けるよう蓄電池に指示します。
- 翌日の太陽光パネルの発電量が少ないと予測した場合、お客様の電気料金メニューを参照し、翌日必要な分だけ電気代の安い時間帯(例:深夜)に系統から購入するよう蓄電池に指示します。
アプリ・マイページのイメージ
「グリッドシェア」のアプリやマイページをご利用いただくことで、ご家庭内のエネルギーフローや各種データを
リアルタイムで確認することができ、モードの設定や確認などもご利用いただけます。
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アプリの「ホーム」画面
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アプリの「蓄電池残量」画面
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マイページの「ホーム」画面
対象機器のご紹介
現在「グリッドシェア」は、伊藤忠株式会社の SMART STAR シリーズにてご利用いただけます。
今後対象の機種を順次拡大してまいりますのでご期待ください。
グリッドシェアサービスの特徴
電力会社も認めた AI による最適制御技術
天気予報・電力料金メニュー・生活パターンに基づき、蓄電池を自動制御し最適化を実現します。
通常、ご家庭の太陽光設備から発電された電力は平均 37% しか利用されないのに対し、
蓄電池を「グリッドシェア」と連携することで平均 74% が自家消費に活用することができます。
※当社調べ
4 万台以上の家庭で稼働する実績
広範な導入台数によって AI 精度が継続的に向上し、信頼性の高いシステムとして確立しています。
また海外(米国・欧州)での導入も進んでおり、導入数の上昇により更なる AI 精度の高度化が見込まれます。
※2025 年 5 月現在
DR(デマンドレスポンス)機能の搭載
東京電力エナジーパートナー、東北電力、九州電力、中部電力ミライズ、四国電力と連携し、
デマンドレスポンスを実施。家庭単位で需給調整に貢献し、社会インフラとしての価値も提供が可能です。
※「デマンドレスポンス」とは、電力の需要と供給のバランスを保つため利用者の電力使用量を制御する仕組み
「グリッドシェア」対応蓄電池のコストメリット
※実際のコストメリットは各御家庭によって異なってまいりますので、本コストメリットを保証するものではありません
「グリッドシェア」は太陽光発電(PV)の余剰電力を高精度で予測し、系統電力との組み合わせによる充放電を最適化してコスト削減に貢献できる。
また、料金や制度の変化にも柔軟に対応できるため、「グリッドシェア」による自動制御は手動設定よりも有効だと考えられる。
目安として、34円/日~73円/日(月額ベースで最大約2,200円のコストメリット)と評価される。(「AIによる家庭用蓄電池の充放電制御に対する実測評価(日本建築学会)」を参照)。
デマンドレスポンスサービスの紹介
「グリッドシェア」によって電力会社とのデマンドレスポンス実証を実施。
東京電力エナジーパートナーとのデマンドレスポンス事業化を開始(プレスリリースを参照)
東京電力エナジーパートナーと家庭部門での共同デマンドレスポンス実証を2022年度に実施し、論文発表済み。
(「蓄電池の外部制御等による家庭部門での DR 実証(エネルギー・資源学会)」を参照)
※デマンドレスポンス成功率も機器制御方デマンドレスポンスのほうが高いことを実証
